2017年5月24日水曜日

閲覧注意 野生動物に餌付けすると・・・


バンクーバーの南側に位置する街リッチモンド。
その最南端にはカナダ最大の漁港スティーブストンがある。
風光明媚なこの港町においらもよく連れて行ってもらうんだ。

「steveston japanese historical sites」の画像検索結果

元々は100年前に紀州(今の和歌山県)から渡ってきた日本人が作った漁村だけあって、日本人が暮らした足跡があちらこちらにある、日本人には何とも興味深い街なんだ。

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土日祝日は海産物の市が建ち、港につけた漁船から直接海の幸が買えるんだ。

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観光客による餌付けや、漁船から廃棄される海鮮の余りものをアテにして、本来は渡り鳥だったり回遊動物だったりするのに、ここに居座っちゃうものもいるんだ。


そんな暢気なスティーブストンで3日前に起こった事件。
(閲覧注意!)


初めはアシカの愛嬌がスパークする。
観光客がアシカに向かって何気なく手を差し出す。
日頃、人間から餌をもらっているアシカは、当然何かもらえるものだと期待する。
怒ったのか、おねだりなのか、アシカが女の子を・・・。
野生に戻って考えてみれば、女の子はこいつの餌にちょうどいい大きさ。

この子は幸い助けられたけれど、どうもアシカに噛まれたようなんだ。
アシカの唾液には感染症を引き起こす強力なウィルスがあるらしく、現在カナダ当局がこの子に出頭するよう呼びかけている。→ 5/24現在検査治療中

多分、このアシカはどこかに連れて行かれて、もうここには戻ってこられないと思うんだ。
人間が餌付けしたりしなければ、こいつだって本来のサイクルで、本来の場所でちゃんと生活できたんだ。観光気分で野生動物たちにちょっかい出すから、こんなことになるんだよな。

野生動物に餌をやるなら、一生面倒見てやれよ。
アシカだったら、1日に数十kgのカニやホタテを寿命が尽きるまで、大体30年くらいかな?ちゃんとあげてくれ。
その覚悟がないなら、初めからやるんじゃねーよ。









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初泳ぎした!


2日連続で日中の最高気温が20℃を越えたバンクーバー。
そろそろ今年もあの季節がやって来たね!

父ちゃんと母ちゃんと川沿いのドッグランに行ったんだ。
おいら今年もちゃんと泳げた。



初めて見る友達がいた。

顔は赤ちゃんなのに、体はおいらより大きいんだ。
赤毛でふわふわしてたから
お前、チャウチャウか?って聞いたら



ちゃうちゃうって言われた。
何と、チベタンマスティフの赤ちゃんだってよ。

デカいはずだよな。
成犬になったらこんなになるんだもんな。

「チベタンマスティフ フリー素材」の画像検索結果

おいらの後ろをピトピトくっついてくるんだけど、自分では泳がないんだ。
まだ、水が怖いんだな。

おいらが泳いで岸に上がると、こうやって迎えてくれるんだ。

「あなた、お疲れ様❤」って感じだろ?


でもこいつはジェシーって言って、正真正銘の男の子なんだ。

おいらもジェシーの真似して大きく見せてみた。


おいらの大きさは多分、今が限界。

なあジェシー、お前はこれからどんどん大きくなっていくけど、それでもおいらの後をピトピト付いてきてくれるかな?
おいらはずっとお前の兄ちゃんでいたいんだけどな。






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2017年5月23日火曜日

安楽死という答えを出す前に読んでほしいレビュー


おいらたちの最期の時をどう迎えるかという問題について、おいらは皆さんとこの数日考えてきた。

→ ペットロスの只中で安楽死について考える 獣医が愛犬に宛てたSkaiへの手紙
→ 安楽死を選択する前に

たくさんの人たちがこの問題について意見を寄せてくれて、考えてくれて、おいらは本当に嬉しかった。
本当に本当にありがとう。



もし現在この問題で選択を迫られている方がいたら、決断を下す前に皆さんからいただいた素晴らしいご意見を参考していただきたいと思うんだ。


私はここ数年で何度も命の選択を迫られました。このままでは精神が持たないと思ったので、もう決めてしまいました。「相手のことを考えて考えて考え抜いた答えはすべて正しい」って!!だからその時がきたら必死に考えましょう・・・それまでは、神様に命を送り届けるまでは、精一杯愛しちゃいましょうヾ(*´∀`*)ノ


いじめたら実刑をくらうのに、安楽死は案外安易に行うのですね。 安楽死っていうのは手遅れな病気の時にだけするものではないのですか??? 里親を探す努力もせず安楽死とは・・・情けないです。 基本的によほどの病気でも人間と違って動物は安楽死をのぞまないと私は思うのですが・・・。 手負いの動物も、動物は人間にないような「生への執念」を見せる事が多い気がしてならないので・・・。最期まで生き抜く姿勢を看取りたいです。


動物についていろんな考え方があるのは私が住む国でも同じです。やはり国によってほんと違いますね。だけどカーペットに合わないからなんてそりゃもうその人にあの世に行っていただきたい。そんな人がまた動物を飼ったら恐いし、まず同じ人間という動物として許せません。手術にお金がかかるから安楽死も考えられないし、それを簡単にいう人もありえない。どうしてそういう人間に出来上がったのかとその人の人生をも申し訳ないけど否定したいです。だけど悲しいかな、そういう人がいつでも必ずいる。それを考えるとやるせない気持ちになります…


そして、おいらが皆さんに絶対に読んでおいてほしいキングオブレビュー。
ステップバックできない決断の前の大きな助けになってくれるんじゃないかと思うんだ。
『誰のための安楽死』なのか、もう1度一呼吸おいて考えてほしいんだ。

安楽死。 僕は、他の命に対してこれを行うにはまだまだ人間の精神は未熟だと思ってます。 人は先進国であれば、各々の尊厳が認められており、自分の意志を尊重することを認められています。 しかしながら、残念ながら現在僕たちは異種族との意思疎通を完璧に行えるような技術も持ち合わせていません。 人は人の命は尊厳を持って扱われるのが多くのところでありますが、異種族の命を軽んじている間は安楽死などもってのほかと考えています。 カーペットの色と比べる。すなわち、インテリアか何かと勘違いしている輩がいるのも事実。 そのような考えが淘汰されるまでは、安楽死には手を出してはいけないと思う次第でございます。 それに、やっぱ重なるんです。 捕食動物に襲われ、命の灯火が消える寸前に発する、被捕食動物達の最後の叫びと不治の病に侵され、正に命が消え行こうとする瞬間に僕たち飼主を見るペットの目。 どちらも、殺してくれではなく、 助けてくれ。 と言ってるような気がするんです。 もちろん僕も異種族とは意思疎通する力はありませんので、その真意は不明ですが…。 本当におっしゃる通り、安楽死を選択する人でその動物の事を真剣に、考えている方がどれくらいいるかですよね。 僕はまだ、動物の事というよりは、飼主自らが、ペットが苦しんでいる姿をこれ以上見るのは嫌だ。という自らの意思に重きを置いている方が多い気がするんです。 人が異種族に対してもしっかり命として見ることが出来ることを願うばかりです。


たった1つしかない命。
君と長い時を共にしてきた最愛の家族の命。



その命が君の手に全て委ねられているという状況になったら、残念ながらそういう状況はペットを飼う以上必ず訪れるんだけど、取り返しのつかないたった1度の選択をできるだけ悔いのないようにしてほしいと思うんだ。

安楽死という問題には、きっと『絶対正しい』答えはないんだろう。
けれど、虹の橋を渡る前においらたちは君のために祈る。

おいらが大好きだった君が『人間』でありますように、
おいらがいなくなっても『人間』として胸を張って生きていけますように、と。




















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2017年5月22日月曜日

安楽死を選択する前に

昨日のおいらの記事ペットロスの只中で安楽死について考える 獣医が愛犬に宛てたSkaiへの手紙にたくさんのご意見をいただいて、おいらは本当に嬉しかった。

おいらがこのブログを書き続けるにあたって、実はいくつかの柱があるんだ。
まずは、おいらたちが健康に生きていくための飯。
人と犬が健全な共生のために、おいらたち犬の生態や気持ちを知ってもらい、誤解や虐待を減らすこと。
そして、人間とおいらたちの最後のフィナーレ、虹の橋の渡り方と渡らせ方についてだ。

この柱には、残念ながらどれも明確な解答がない。
だから、みんなで一緒に考えていくことが大事だと思うんだ。



おいらが住んでいるカナダという国には、あらゆる国の人たちが住んでいて、その人たちの元々の国の常識や宗教観が複雑に交錯しているんだ。
犬も家族だから大切に扱いましょうという文化もあれば、犬は不浄の動物だから触ってはいけないという文化もあるし、犬を食べる文化もある。
だからこそ、カナダはカナダとしての法律をきっちり制定し、どんな文化圏から来た人でも受け入れる代わりに、来たからにはカナダの法律をきっちり守ってもらうという反対給付もしっかりしているんだ。
この国では、いかなる残虐な文化風習も法を優越しない。
これはいろいろな国の人々が安心して生活するために必要なことなんだ。

それでも、所詮法は法。
人間が作ったものだから、矛盾することもたくさんあるんだ。

例えばね、この国では動物を虐待すると、簡単に実刑を食らう。

→ 北米のあすなろワンコたちとキャプテン事件

日本だったら、せいぜい罰金払って終わりだよな。
警察も裁判所も「たかが犬」って思ってるから、法整備も進まないし、お飾りの法律はあっても効力はなかったりする。



こんな風に動物に対して一見進んでいるかのように見えるカナダなんだけど、落とし穴もいっぱいあるんだ。
代表的な例として、動物の安楽死の問題がある。
結構、安直にやってくれちゃうんだよ。
実際に母ちゃんが出会った人の場合なんだけど

→ 最高のごほうび

他にも、引越しをするから安楽死とか、忙しくて構ってあげられなくなるから安楽死とか、一番酷いのは、新しい家のカーペットの色に犬の毛色が合わないから安楽死なんていう話も聞いたんだ。

おいらも母ちゃんも、そんなくだらない理由で誇り高い獣医さんが安楽死させてくれるわけがないと思っていたんだけど、どうもそうではないようなんだ。
獣医という商売があって、サービス内容のメニューに安楽死があって、飼い主がそれを注文すれば獣医は応えなければならない。
いじめたら法律違反だけれど、安楽死の名の下に命を消してしまうのは合法なんだ。
おいらはここにどうしても釈然としないものを感じるんだ。
所詮は命じゃなくて『モノ』じゃねーかよって。



おいらは安楽死を否定しない。
人間にだって尊厳死が認められるべきだって思ってる。
おいらの父ちゃんと母ちゃんは既に遺言も死亡選択遺言も作成してあって、場合によっては延命より尊厳死を適用してもらうようになっているんだ。
これを文字や言葉で意思表示できる人間はいいよな。
おいらたちはおいらたちの意志とは関係なく、人間の都合で勝手に命を閉じられてしまうことが少なくない。実はおいらたちだって必死に意思表示するんだよ。「生きたい!まだ死にたくない!まだまだ君と一緒にいたい!」って。けれど、それが文字や明確な言葉じゃないから無視される。
命の尊厳=痛いかどうかという単純かつ幼稚過ぎる方程式に当て嵌められて『人道的』に処分されるんだ。

だから、Dr. DobiasのSkaiに宛てた手紙を読んで思ったんだ。
おいらたち犬猫を安楽死させる場合に感じる違和感が、この手紙には感じられない。
なぜなら、彼が責任を持って選択した愛犬の安楽死は彼の意志ではなく、Skaiの意志によるものだからだろう。そして、その意志を汲み取れる素晴らしい関係だったんだろう。
だけど残念なことにおいらたちの意志を汲み取れる人間はとても少ないんだ。

今、自分の家族に安楽死を考えている方は、お願いだからもう1度考えてみてほしい。
それは、誰のための安楽死なのか?
君の家族が本当に望んでいる安楽死なのか?
もし、その問いにほんのわずかでも疑いが生じたなら、その安楽死は間違っていると思ってほしい。
通常おいらたちは、この命の終わりが近いと察知しても、最後の最後まであがくんだ。
そして、誰の手によってでもなく、自分で最後の幕を閉じるんだ。
自分の胸に手を当てて、明らかに自分の都合で小さな命を消そうとしているのなら、その命は他の誰かに託してほしい。そして2度と命を預かるようなことはしてくれるな。

君たちがおいらたちにしてくれる全てのことは、因果として巡り巡って輪廻する。
次の世ではおいらが君の飼い主かもしれないね。
君たちがしてくれたようにおいらたちも君にしてあげるよ。
その注射を打つ前に、そう考えてくれないかな。








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2017年5月21日日曜日

ペットロスの只中で安楽死について考える 獣医が愛犬に宛てたSkaiへの手紙


バンクーバーわんわんマミーズ連絡網で回って来た話だ。
バンクーバーエリアで最も評判のいい獣医の1人であるDr. Dobiasの愛犬Skaiが亡くなった。
日々、動物の命と向き合ってきた獣医でさえ、それを職業としている人でさえ、おいらたちの最期の時を人間がどうするかっていう問題は苦しいものなんだな。

原文はここ

状況をちょっと説明しておくと、ノースバンクーバーの獣医師Dr. Dobiasが愛犬Skaiを連れてノルウェイに行く途中、どこかの空港でSkaiがポーターの振り回した荷物にひっぱたかれ頸椎を損傷する。Dr. DobiasはSkaiを連れて一旦自宅に戻るが、仕事でまた1人でノルウェイに行く。その間にSkaiの具合は悪くなり、最後の決断をするためにバンクーバーに帰ってくる途中の機内で愛犬に宛てて書いた手紙らしい。



僕の最愛の友へ

今日は途方もない日だ。犬を愛する者たちにとって、自分の死より恐ろしい日だ。

僕は昨夜はほとんど眠れなかったよ。せいぜい2時間くらいかな。仕事のお陰で僕は9タイムゾーン君から離れたところにいる。君がいなくなるということがこんな辛いことだなんて思いもしなかったよ。多分、わかっていたんだろうけど、気づかないふりをしていたんだ。

怪我が君から多くのものを奪っていった。君は16歳。通常の寿命は8歳だから2生分生きたね。人間でいうと112歳。君のような大型犬だと相当の年だ。でも君はとても元気だったから、僕はそんなことを忘れていたんだ。君は毛ヅヤもよく、グレイヘアー(人間でいう白髪)もそんなになかったし、先週君を診てくれた神経科医だって君の立派な歯に舌を巻いていたじゃないか。

神経科医のニックおじさんのところで、君の首の椎間板の損傷はかなり深刻だと言われた時、僕はもっとちゃんと診察のヒントを提示するべきだったんだけど、あの時の僕は獣医じゃなかった。子どもが遠くに行っちゃうのを見たくないただの父親だった。君が行くところは学校とか旅行とか、そんな楽しいところではないからね。

2週間前、ポーターが重たいスーツケースを君の頭にぶつけた時、それでも君は勇敢にも大丈夫だと示そうとした。でも僕は君を連れて帰らざるを得なかった。 Westjet(カナダの航空会社)の人たちは素晴らしかった。僕たちを飛行機に乗せてくれて、到着した時に君の様子を見に来てくれた犬好きのスタッフがいたね。でも君の眼の光はどんどん遠のいていったっけ。やっぱり君の年齢と状態を考えると手術という選択肢はないよね。僕は君にそんな辛い思いをしてほしくなかったんだ。君は苦しむべきじゃないんだ。僕のためじゃない、君のために。

心の中では望んでいたよ。いつものように飛び跳ねる君、勇敢で輝いていて、元気いっぱいの君に戻ってほしいって。君はいつだって、他の誰かを気にかけて心配してあげてたよね。いつだって君は問いかけてくれていた。「どうしたの?手伝ってあげようか?他にしてほしいことは?」望めばいつだってすっ飛んで来てくれる。それが君だ、スカイ。ボーダーコリーの君の心は犬ではなくもはや人間だった。

初めて君に会った時、君は骨を咥えて君の兄弟たちを威嚇してたね。「これは僕のものだよ」と主張してた。だけど僕と目が合った途端、君は骨になんか目もくれず、僕のところに挨拶に来てくれたっけ。これが僕たちの始まりだったね。

そう、君が生まれたところの人たちにこう言われたよ。「この犬は攻撃的だからよした方がいい」って。でも間違ってたのはその人たちだった。僕がするべきことは、君のために骨を2本買い、食べ物はいつだって十分にあるよと君に教えてあげることだった。

時が経ち、君は禅僧のような犬になり、僕たちの誇りであり、喜びであり、本当に最高の友達になった。時間が経つにつれ、君は僕にたくさんのことを教えてくれるようになったんだ。数多の人たちが愛犬という親友をどうやってケアしてあげたらいいかってことをね。君は本当に大使のような犬だったね。僕はそんな君の影として寄り添うことができてとてもとても幸せだったよ。君は僕の星で、僕は君のパパだった。

そう言えば、君は本当に女の子が好きだったよな!ビーチでも公園でも女の子の周りをくるくる回って跪くんだ。女の子って奴は男に跪かれるのが好きな生き物だからな。君はよくそれを心得ていたよね。成功率は限りなく100%に近かったっけ。

それから、君は初めてのところでもきっちり寝られる奴だったよな。みんなが羨ましがる特技だよ!

それと、あのラブラドールとゴールデンレトリバーは挑発的だったよな。まるでイタリア人みたいだったよな。声がデカくて、うるさくて、親切なんだよな。君はちょっとうんざりしてたよな。

君は本当にマナーとエチケットができた犬だったよな。やっぱり、ご先祖はイギリス人だけのことはあるな。みんなが僕に言ってたよ。「こんなにお行儀が良くて躾の行き届いた犬は見たことがない」って。実際僕もそう思う。君は僕のガイドで保護者で、夢遊病者だった僕は君に助けられたっけ。そうなんだ、僕は子どもの頃から夢遊病だったんだ。僕が獣医になるための学校に行っていた時、ガラス戸を突き抜けようとして死にかけたことがある。だけど、君が僕の許に来てくれてから、僕は本当に安心できたんだ。君は僕の保護者で、僕は君の保護者だった。

君は冒険好きだったよね!一緒に随分冒険したっけ。もう、ほとんど本が一冊書けちゃうくらい。マイルを全部現金化して、ファーストクラスで君とパリに行った時のことを覚えてる?君はサービスドッグとしてキャビンで過ごすことができて、なんと!専用の枕もあったよね!あの時さ、犬がキャビンにいるって言って喚き散らしてたおばさんがいたよね。もし、僕が飛行機を持っていたら、犬はみんなファーストクラスで、犬嫌いのやつらは全員貨物として飛ばしてやるんだけどな。

僕のおかしな夢が叶っていくのを見ているのはとても楽しかったよ。君はエッフェル塔の周りを駆け回るのが好きだったね。ルーブルのピラミッドもだ。君を公園の女性像の前に置いて写真を撮ったのを覚えてる?君は笑ってて、ヘンなことしてるってわかってるみたいだった。あの写真は僕のお気に入りの1枚だ。

僕が仕事で燃え尽きそうになっていた時、君が教えてくれたんだ。ヨガをして、自然と戯れ、冬の時期をマウイで過ごす。もっとバランスのいい人生を生きなくちゃいけないって。僕は公園でヨガをするのが好きだった。君が寝たり、ウサギを追いかけたりするのを眺められたからね。

僕が最初に君をハワイに連れて行ったのは、確かオアフだったね。ビーチの水が温かかった。君が僕に教えてくれたんだ。人生に不可能はないって。その時、君は7歳だった。

まだ君が子犬の頃、僕は君は僕を愛していないんじゃないかと思ってたんだ。だって君は誰とでも冒険に出掛けたがってたからね。でもある日、僕たちが湖に行った時のこと。みんなが君を甘い言葉で水の中に誘ったけど、君は誰にもついていかなかったね。ところが僕が水に飛び込むと、君もすぐに水に入って僕を救助しようとしたんだ。僕の泳ぎが溺れているように見えたのかい?

君の妹のペギーだけど、僕たちのいい仲間だったよな。君は知ってたかな?もともと僕はペギーを選んでいたんだ。だけど、彼女は僕から逃げたんだ。明らかに計画的だった。彼女は僕に君を置いていくようなことはしてほしくなかったんだな。あの時、僕が君を置いていってたらどうなっていただろうか?って、君は考えたことはあるかい?僕は想像できないよ。つまり、そういうことなんだよ。

毎週自分の兄弟犬に会える犬ってなかなかいないぜ。僕も兄弟と会うのが好きだから、君がどんなにペギーと一緒にいたいか、そして一緒に泊まりたいのか、よくわかるよ。

もっともっと僕たちの冒険について書きたいよ。書き続けたいよ。そして心から叫びたい。だって、今日の僕は本当に辛いんだ。実際、僕の人生にもそれなりに辛いことはあったけど、こんなに辛いことは正直初めてだよ。

そして電話が鳴ったんだ。君の状態が良くないってことだ。僕が一番恐れていた電話。君の目が言ってた。「もう、行かせてほしい」。君が食べなくなって、歩かなくなって3日が過ぎた。君はうちに帰りたかったんだね。

最速で君の元に行けるよう、僕は3時間を費やして航空券を探した。面白いことに、君が怪我した時に家まで運んでくれた航空会社の飛行機で僕は君の元に行こうとしているんだ。

今行くよ。君は待っててくれるよね。最大の愛の表現とは、誰かが行かせてほしいと願った時に、それが自分にとっていかに苦しくても行かせてあげることなんだって。僕は英断を下さなければならない。君に安楽死をさせるんだろう。そして、僕はもっと辛くなる。もう、今日は何度も泣いた。空港まで行く途中にも、人目もはばからず泣くのだろう。君を楽にするために僕は帰るよ。誰かに心臓をえぐられるような気分だ。

僕は君を行かせたくない。でも、僕にはわかるんだ。行かせてあげることが最大の愛なんだって。

僕は君を抱きしめ、君にキスして、君に寄り添う。そして行かせてあげるんだ。僕は君を愛しているから。

僕は飛行機の中で、痛みを和らげるため、君に寄り添うためにこの手紙を書きながら、時が過ぎるのを待っている。

なあ、望めばすっ飛んで来てくれるスカイ、君のお陰で僕の人生は素晴らしかった。君が僕に教えてくれたんだ。どうしたらもっといい獣医になれるのか?どうしたらもっといい人間になれるのか?人生の最大の目的は他者を助け、家族や友人と一緒に過ごすことなんだって。

だから、僕がバンクーバーに着いたら、僕たちは何の制限をも受けない永遠の子どもになろう。そうすれば、僕たちの世界から君が去っていくことなんかないんだ。多くの人たちがそうしてきたように、僕ももうちょっと頑張るよ。あまりに長く頑張らなきゃならない人もたくさん見てきたけどね。走るのが大好きだった君が歩けなくなって、食べなくなって、僕は君にこれ以上苦しんでほしくないんだ。行かせてって君は言ってるんだよね。

僕は今とても怖いんだ。でも、僕は強くなくちゃならない。獣医だから、僕だってそりゃあたくさんの悲しい場面を見てきたさ。だけど同時に学んだんだ。最大の愛は君を行かせてあげることだって。例え僕の心が地獄の炎で焼かれるように苦しくても。

スカイ、ちょっと待ってておくれ。僕はすぐに行くから。

追記: 僕は2017年5月17日(水)午後1時にバンクーバーに着きました。僕が家に着いた時スカイは彼のお気に入りのソファで枕にもたれて待っていてくれました。(彼は枕が好きでした)。僕たちはそのまま何時間か一緒に過ごし、彼は愛する人たちに看取られて太平洋時間午後4時30分、カナダ、ノースバンクーバーの自宅で息を引き取りました。
僕たち家族の心はへし折れていて、彼を失ったことから立ち直るにはまだまだ時間がかかることでしょう。
僕の家族も僕も、応援してくれる皆さん、励ましてくれる皆さんに感謝しています。
僕は必ずや、皆さんと犬たちのためにできるだけ早く皆さんの元へ戻ります。
愛と感謝を込めて。
Dr. D






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2017年5月20日土曜日

メモリアルベンチ


父ちゃんは散歩の途中、河原にあるベンチに腰掛けて一休みする。
おいらは父ちゃんに寄り添って、一緒に景色を堪能するんだ。





バンクーバーの公園にはこういうプレートがついたベンチが多いんだ。


「memorial bench for dogs canada」の画像検索結果


メモリアルベンチって言うんだって。
おいらたちが天に召された後、飼い主だった人たちがおいらたちと過ごした楽しかった時間を、他の人と犬たちにも共有してもらおうと、市にベンチを寄贈するんだ。

父ちゃんは、海と川が交わる景色を一望できるベンチに座って、プレートを指でなぞる。
かつてとても愛された誰かのワンコ、会ったこともないワンコだけど、その子がここで誰かと過ごしたかけがえのない時間を想像してるんだな。
そして、父ちゃんはおいらをぎゅっとハグする。

わかってるよ、父ちゃん。
言わなくても、おいらちゃんとわかってる。
心配するな。

父ちゃんに何かあったら、父ちゃんの名前が入ったメモリアルベンチをおいらがちゃんと寄付しとくから。









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2017年5月19日金曜日

空が怒ってる


一昨日、食事を終えた父ちゃんと母ちゃんは空を見上げてぎょっとした。

真っ赤な夕焼けが雨雲に反射して、空が大火事みたいだったんだって。
実際は写真よりもっと鮮やかに赤くて、地獄の釜をひっくり返したみたいだったんだってさ。



2011年の初日の出もこんな感じだったよねぇって母ちゃんが言ってたな。



















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